春風に誘われて 奈良・京都、そして伊根へ。
桜の開花を確実に予想するのは難しいけれど、QtoJAPON編集部の予想はぴたり!ポカポカ陽気の中、桜満開の奈良・京都撮影に成功しました。奈良といえば大仏と鹿。観光客が与える鹿せんべいでお腹いっぱいの鹿たちが、芝生に落ちた桜の花びらをサラダのように食べている様子が可愛かったです。
京都の名所は外国人観光客でいっぱい。着物姿で歩いている外国人は日本人より多かったです。伏見稲荷はまるで登山のようにキツイのですが、清水寺から祇園までは下り坂のルートなので、とても心地よいです。祇園白川の透明な小川をさらさら流れる桜の花びらと、亀岡から嵐山までの保津川くだりの舟で観た桜吹雪に、日本の春の美しさを感じました。
京都の渓谷の美。保津川下り
着物を着ている外国人はもう当たり前(祇園・八坂神社近く)
日本で一番海に近い暮らし。海の京都伊根町
京都府 伊根町(重要伝統的建造物群保存地区)
荒れたイメージの日本海。しかし、若狭湾は入組んだリアス式海岸で、さらに伊根湾では入口にある青島という島がまるで防波堤のように波を受け止めてくれるため、年中湾内の海は穏やか。だからこんなに海の近くに家があっても大丈夫なのです。2階の窓の下が海で1階に船のガレージがある舟屋が海岸線にずらり。こんな風景が広がっています。伊根湾巡りの遊覧船で眺めるもよし、無料のレンタル自転車でひたすら海岸線を走るもよし。自然の恵みが育んできた日本の中でもめずらしい生活様式と、おいしい海の幸に出会えます。また、日本最古の浦島太郎伝説が残る町でもあります。竜宮城が近くにあるかも知れませんね。
伊根の地酒「京春」(向井酒造)
伊根の郷土料理「へしこの茶漬」※へしこ…とは鯖の粕漬で若狭湾・丹後半島の伝統料理
伊根町観光協会
〒626-0493日本、京都府与謝郡伊根町
TEL:0772-32-0777
http://www.ine-kankou.jp/